【NEWS】日本最大 SRスピーカーのデモが今年も開催 INTER BEE EXPERIENCE X-Speakerの概要発表 11社から12の新製品を3日間にわたりデモ

2016.8.31 UP

ラインアレイ吊り下げ用のやぐら。今年は3基づつ同時に上げ下げを実施する

ラインアレイ吊り下げ用のやぐら。今年は3基づつ同時に上げ下げを実施する

X-Speakerのタイムテーブル。ブランド・製品名などは後日紹介する。

X-Speakerのタイムテーブル。ブランド・製品名などは後日紹介する。

8月31日に開催した説明会

8月31日に開催した説明会

■日本で唯一開催される SRスピーカーのフライング実演デモ
 11月16日(水)から18日までの3日間、幕張メッセで開催されるInter BEEの一環として、今年も最新のSRスピーカーを一堂に集めたデモが開催される。日本で初めてラインアレイスピーカーをフライング(空中に吊る状態)で比較をするイベントとして、業界関係者から注目を浴びた催しも今回で3回目になる。
 初回の一昨年は1日のみの開催だったが、昨年からは3日間にスケジュールが拡大。ライブステージの関係者やホール、大型ステージなどの音楽施設関係者、プロのミュージシャンなど、幅広い関係者が集うイベントとして定着しつつある。

■ポイントソースも加わり内容充実
 今年は名称を「INTER BEE EXPERIENCE X-Speaker」と刷新し、11社から12基の最新スピーカーが紹介される。 また、対象スピーカーも「ポイントソース」「小型ラインアレイ」「中・大型ラインアレイ」の3つのカテゴリーに分けている。
 今年は初めて「ポイントソース」の製品がデモに登場する(グランドスタック設置)。ラインアレイスピーカーの線音源(ラインソース)に対する、ポイントソース(点音源)スピーカーという位置づけのみで、特にスピーカーサイズ、数量等の規程は設けていない。今回は初めてということもあり1製品だが、今後、このジャンルも充実してくるだろう。
 小型ラインアレイは、メインモジュールの1モジュールが28kg以下、幅750mm以下のサイズで、8インチ×2ユニット以下のスピーカーを搭載した製品としている。
 中・大型ラインアレイは、上記以外のラインアレイスピーカーをすべてカバーする。
 
■300インチLEDディスプレーに映像表示も
 昨年同様、各製品の吊り替えの状況も見ることができる。初回はすべて吊り下げた状態で実施したが、昨年からは、吊り上げ・吊り下げの様子を見学してもらうための時間を設けている。ホール関係者や設営の工事関係者などには好評だ。また、新たに吊り下げたスピーカーの中央に300インチのLEDディスプレーを配置し、スピーカーのデモと同時に映像やプレゼンテーション画像も表示する。各社の製品の特長を活かした映像が期待できそうだ。

■小型・軽量、省電力化が進むSRスピーカー
 初回からサウンドデザインを担当している大内健司氏は、3回目の開催について次のように話す。
 「毎回、時代を塗り替えるような新製品が次々と登場するので、いつも新たな驚きがあり、新鮮な気持ちで携わっています。SRスピーカーの大きな流れとしては、小型・軽量化が進み、より低消費電力で迫力のあるサウンドが出せるようになってきたという点が挙げられます。これまでは電源車を投入していたようなスケールのライブイベントも、そういう必要がなくなる日も近いかもしれません。常設のスピーカーとしても年間の消費電力を大幅に節約できるという点で大きな動きといえるでしょう。設営関係の方々にとっても、現場での負担が軽くなると思います」(大内氏)

■各社のデモの順番が決定 今からスケジュールを調整すべし!
 今回、デモに参加するのは、次の11社、12ブランドとなる。 31日の説明会に抽選で決められた参加社を順番に紹介する。ブランド名については今後逐次紹介していく。

[ポイントソース]
ディーアンドビー・オーディオテクニック・ジャパン 株式会社

[小型ラインアレイ]
ボーズ 株式会社
株式会社ヤマハミュージックジャパン
ディーアンドビー・オーディオテクニック・ジャパン 株式会社

[中・大型ラインアレイ]
音響特機 株式会社
ボッシュセキュリティシステムズ 株式会社
ライブギア 株式会社
リワイアー 株式会社
株式会社 エイ・ティー・エル
ヒビノ 株式会社
株式会社 マーチンオーディオジャパン
ヒビノインターサウンド 株式会社
 
 デモのスケジュールは別表の通り。すべてのデモを試聴するにはどうしても2日かかる。今年は、プロオーディオの展示エリアに、INTER BEE EXPERIENCEの一貫としてマイクロフォン、ヘッドホンの試聴体験特別展示も設けられ、最新機種を試すことが出来る。ぜひ2日来場して、スピーカーの迫力とともに、マイクロフォン、ヘッドホンの試聴もしてもらいたい。

【実施概要】
■名称
第52回 2016年国際放送機器展
International Broadcast Equipment Exhibition 2016(Inter BEE 2016)
INTER BEE EXPERIENCE : X-Speaker(SRスピーカー体験デモ)

■開催日
2016年11月16日(水)・17日(木)・18日(金)

■開催時間
16日:午前10時00分開場〜午後6時00分閉場
17日:午前10時00分開場〜午後6時00分閉場
18日:午前10時30分開場〜午後4時30分閉場

■会場
幕張メッセ・イベントホール
千葉市美浜区中瀬2-1

■入場
無料(Inter BEE 2016登録制)

■主催
一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)

■後援
一般社団法人 日本舞台音響家協会(SSAJ)
日本舞台音響事業協同組合(JASSC)

■メディアパートナー
Sound & Recording Magazine
PROSOUND
Stage Sound Journal
SUND DESIGNER

■運営
一般社団法人 日本エレクトロニクスショー協会(JESA)

ラインアレイ吊り下げ用のやぐら。今年は3基づつ同時に上げ下げを実施する

ラインアレイ吊り下げ用のやぐら。今年は3基づつ同時に上げ下げを実施する

X-Speakerのタイムテーブル。ブランド・製品名などは後日紹介する。

X-Speakerのタイムテーブル。ブランド・製品名などは後日紹介する。

8月31日に開催した説明会

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#interbee2019

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