【IBC2009】NTT IPTV用映像品質評価技術をデモ

　NTTは、IBCブースでIPTVの映像品質評価技術をデモした。NTT サービスインテグレーション研究所が開発したもの。昨年夏にITU-Tに方式提案をして、J.247 Annex Aとして承認されたもの。フルリファレンス型と呼び、基準となる映像をもとに劣化した映像とピクセル単位で比較して評価する。基準映像と劣化映像についての比較は、空間・時間評価のほか、5つの特徴パラメーターを抽出してそれぞれに重み付けをし、5段階評価で評価する。
　従来の映像品質評価と比べて、人間の目で見た感覚により近い結果が出せる。従来は、パラメーターの値が悪くても必ずしも人の目に「劣化している」と感じられなかった場合が多かった。