【InterBEE 2010】日立国際電気 デジタルFPU FR-Z200や NHK技研との共同開発によるスーパーハイビジョンカメラを出展

　日立国際電気は、デジタルFPUのFR-Z200、NHK放送技術研究所との共同開発によるスーパーハイビジョンカメラを出展した。

　FPU(Field Pickup Unit)はテレビ放送の無線中継伝送装置。災害現場を撮影するヘリコプターや、コースのあらゆる場所に点在するマラソン中継車などからFPUで伝送される音声映像を受け取る受信基地局システム。

　日立国際電気のFPU受信基地局システムは、デジタル/アナログの両変調方式に対応し、アナログ放送からデジタル放送への移行期（混在時期）にも、FPUのデジタル化に即した受信基地局システムの構築が可能。

　FR-Z200は、シングルカム OFDM 2モードのデジタルFPU。最大出力がシングルカム1.5ワット、OFDM1.0ワット。制御部に大型の液晶を搭載しており、それぞれ入力映像音声、デコード側の映像音声をモニタリングできる。高周波部単体の運用も可能になっており、制御部側がなくても、ヘッド側だけでの運用ができる。

　スーパーハイビジョン（SHV）カメラは、次世代の超高精細カメラとして注目されるカメラで、原稿のHDTVの16倍、解像度4000TV本、3300万画素を実現している。