【InterBEE2008】TDKラムダ 直流電源システムをデモ
2008.11.25 UP
10月1日からデンセイラムダから社名を変更したTDKラムダは、2007年からノルウェーのELTEKVALERE社と共同で「直流バックアップ電源システム」(DCSシリーズ)の開発を進めている。放送中継における中継所のバックアップシステムとしての利用をターゲットとしている。フルデジタル制御の整流器により高効率を実現し、出力密度を向上した。N+1並列冗長運転ができることから、電源供給を無停止化。また、システムの省スペース化に貢献する。システム構成例は、(1)直流電源(AC-DC)として(2)システムの短時間無遮断バックアップ(3)システムの長時間無遮断バックアップなどで活用できる。
UPS(単相無停電電源装置)「Power-MIN(パワーミニ)DL3120ラックマウントモデル」2製品の販売を08年10月に開始した。1000VA/700Wおよび500VA/350Wという容量で、一般的なサーバーや通信機用19インチラックに1Uサイズで搭載が可能。リチウムイオン電池を採用し、完全鉛フリー、35℃環境でも5年間の完全メンテナンスフリーを実現しており、環境への配慮や総所有コスト低減に貢献できる。