【Inter BEE CURATION】ネットとリアルの融合が加速。メディアの役割はどう変わる?〜「2020年 日本の広告費」特別対談〜
※INTER BEE CURATIONは様々なメディアとの提携により、InterBEEボードメンバーが注目すべき記事をセレクトして転載するものです。本記事は、WEB電通報に3月25日に掲載された電通・奥律哉氏と早稲田大学教授・三友仁志氏の対談で、2月に発表された「2020年 日本の広告費」を受けての議論をまとめたものです。コロナ禍で人びととメディアの関係がいよいよ変化し、奥氏の持論「一周まわってテレビ論」も加速したことなど学びの多い議論が展開されています。お読みください。
三友 仁志 氏 / 早稲田大学 大学院アジア太平洋研究科 教授
博士(工学)。公益財団法人情報通信学会会長、International Telecommunications Society(ITS)副会長、早稲田大学デジタル・ソサエティ研究所長。総務省情報通信行政・郵政行政審議会委員、情報通信審議会専門委員、総務省地域情報化アドバイザー。専門分野は、デジタル・エコノミー、デジタル・ソサエティ論。コロナ禍においては、ネット社会における「信用(トラスト)」の重要性を再認識し、いわゆる「日本モデル」の形成にメディア情報が果たした役割や、新型コロナウイルス接触確認アプリがなぜ機能しないのかなどについて研究を進めている。
奥 律哉 氏 / 株式会社電通 電通メディアイノベーションラボ 統括責任者/電通総研フェロー
ラジオ・テレビ局、メディアマーケティング局などを経て現職。主に情報通信関連分野について、ビジネス、オーディエンス、テクノロジーの3つの視点から、メディアに関わる企業のコンサルティングに従事。著書に「ネオ・デジタルネイティブの誕生~日本独自の進化を遂げるネット世代~」(共著、ダイヤモンド社)、「『一周まわってテレビ論』と放送サービスの展望」(ニューメディア)、「情報メディア白書2021」(共著、ダイヤモンド社)など。 総務省「放送を巡る諸課題に関する検討会」「放送事業の基盤強化に関する検討分科会」構成員。放送批評懇談会理事、企画事業委員会副委員長。