Inter BEE 2021

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Special 2024.08.23 UP

INTER BEE BORDERLESS メディアの境界線がなくなった時代のセッション、企画進行中!

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左から、三日月儀雄氏、筆者、永江幸司氏、長谷川朋子氏、村上圭子氏、高澤宏昌氏

今年も11月のInter BEE開催に向けて様々な準備が進んでいる。昨年、名称をINTER BEE CONNECTEDからBORDERLESSへと名称を変えた特別企画も、11月を目指したミーティングを進めている。BORDERLESSつまりメディアの境界線はもはやなくなった時代にふさわしいセッション企画を、今年は昨年よりプログラムの数を増やしてお届けする予定だ。企画チームは昨年と同じ精鋭メンバー6人。昨年からさらに内容を進化させ、タイムリーなセッションを来場者に楽しんでもらえるよう、着々と企画を進行させている。
(コピーライター/メディアコンサルタント 境治)

精鋭メンバーによるBORDERLESSな議論

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今年もセッション企画のために集まったのは、去年と同じ以下のメンバー。NHK放送文化研究所の村上圭子氏と放送業界ジャーナリスト長谷川朋子氏、TBSテレビの高澤宏昌氏、TVQ九州放送の永江幸司氏、日本テレビ三日月儀雄氏、そして筆者の6名だ。各界各社の錚々たるメンバーですでに3回ミーティングを開催し、セッションの方向性を議論している。BORDERLESSの名前の通り、縦横無尽で自由な企画になりそうだ。どんどん変化する2020年代のメディア動向を見極め、今年の秋にふさわしいセッションの数々が繰り広げられる。メンバー自身が11月の当日を楽しみにしている様子だ。

ビジネス、プラットフォーム、DX。多様な切り口の12セッション

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昨年は1日3枠で9セッションだったが、今年は1日4枠で3日間合計12のセッションを実施予定。昨年を超えた充実を図る。各セッションの概要も大まかに見えてきて、担当も決まりつつある。村上氏はネット上における“テレビ”の将来像をテーマに基調講演を企画。長谷川氏は、これまで困難だった海外プレイヤーの招聘を目指す。永江氏はローカル局の可能性を議論する場作りを担い、高澤氏は有料放送の今後のあり方をディスカッションする。三日月氏は報道DXのさらに先に見えるテーマを扱い、筆者、境はマーケティングをテーマにしたセッションを担当。6人それぞれの問題意識とネットワークを活かした充実したセッションになるだろう。さらに今年は目玉企画として、放送局のOB的立場の論客を招いたセッションも準備中だ。
メンバー個々人からの今年の意気込みを語ってもらった。
村上圭子氏
「ネット上の“テレビ”の将来像については、現実の取り組みの発展系で考えがちです。ただ、長期的な“あるべき姿”を言語化することで見える解もあるのでは、と考えています。」
長谷川朋子氏
「日本のエンタメコンテンツを世界に発信。グローバル時代の今、重要視したいテーマの1つです。私自身、長年にわたって取材の主軸にしているトピックでもあります。海外のキープレイヤーから多くのヒントを得ることができる内容を目指し、InterBEEの会場で皆さんと業界の可能性を共有させてください!」
永江幸司氏
「身の回りで値上げが当たり前のなか、放送は値上げはおろか、いかに既存広告収入減を食い止めるか?が現状です。様々な既成概念・枠組み・ビジネスモデルが変わるこの機会をチャンスと捉え、放送が持つコンテンツやリソースの価値を再定義し、どう経済価値を高めていくか、セッションを通じて皆さんと議論し考えましょう。」
高澤宏昌氏
「いままで携わってきた配信・CTV・地上波・BS・CSなどのさまざまなメディアやプラットフォームビジネスの経験から、今年もBORDERLESSに全力で貢献したいと思います!」
三日月儀雄氏
「人々がますますスマホとSNSで情報消費をするようになり、コンテンツの姿や届き方も変化し続けています。メディアに加えてあらゆる組織や個人の発信がフラットにタイムラインに並ぶ時代に、それぞれの立場で何ができるか。ヒントになるようなセッションになればと思います」
各企画については10月に入ってから打合せの様子も含めてレポートしたい。今年のBORDERLESSの12のセッションにご期待を。

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