Inter BEE 2021

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Special 2022.11.21 UP

来年もまた、幕張で会いましょう。Inter BEE 2022 幕張メッセ会場閉幕(オンライン会場は12月23日まで)

境 治 Inter BEE 編集部

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11月16日から18日にかけて幕張メッセで行われたメディア総合イベントInter BEE 2022は盛況のうちに閉幕した。オンライン会場では12月23日まで引き続き開催される。2020年はオンライン開催のみ、2021年は幕張メッセ会場での展示とオンライン展示のハイブリッド形式だったが、2022年は久々に大規模な幕張メッセでの会場展示会を中心に据えオンラインでもフォローした。全国からそして海外からも多くの来場者で幕張が賑わった。2年間オンライン中心だったコンファレンスもほとんどが幕張メッセ会場で実施され、多くの人々が聴講した。その多くは後日アーカイブでの聴講も可能となる予定だ。

3日間で26,901名来場、Inter BEEに熱気が戻ってきた

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来場者数は16日(水)が9,037名、17日(木)が9,206名、18日(金)が8,658名で3日間の合計は26,901名。昨年の18,308名の約1.5倍と大幅に増えた。出展した企業及び団体数も昨年の495から810に大きく増え、ホール4から8までの5ホールを埋め尽くした。来場者はリアルな展示で最新技術を体感した上、濃いディスカッションを生で聞くことができ、得るものの多いイベントとなったようだ。常連の来場者にとっては、幕張だからこそ会える仲間と久々に旧交を温める場にもなった。来年はコロナ前の規模に戻ることが期待できそうだ。

メディア業界の裾野が広がり、来年以降の盛り上がりを予感

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Inter BEE 2022の会場で感じたのが、いつものネクタイを締めた業界のプロたちとは別に、カジュアルな装いの若い来場者が目についたことだ。デジタルの進化で映像を中心に制作のハードルが下がり、作り手たちの裾野が広がったせいだと思われる。一昔前なら高額だった機器や技術が手に取れる価格になってきて、言わば制作技術の民主化が起こっているのだ。テレビや映画、CMなどプロでなければ関われない世界だったのが、ネットという誰でも作ったものを見てもらう場ができたことで、一気に壁がなくなった。機器メーカーや技術企業も、そうした層を意識した製品にも注力しているようだ。オールドメディア業界の収縮が言われがちだが、実はメディアの世界の面積は広がり続けている。来年以降の業界は新しい息吹に包まれ、Inter BEEもこれからますます盛り上がりそうだ。今年来場した方も、今年は逃した方も、来年はぜひ幕張に来てこの新しい潮流に参加してもらえればと思う。

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