Inter BEE 2021

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Special 2022.12.20 UP

カンファレンスの動画配信は12月23日(金)まで。INTER BEE CONNECTEDセッションのここを見よう!

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11月16日〜18日に幕張で開催されたInter BEEは盛況のうちに終了した。オンライン会場は12月23日(金)までの開催で、カンファレンスの動画配信もいよいよこの日までの公開だ。この機にお見逃しなきよう、この記事ではINTER BEE CONNECTEDのセッションからセレクトしてご紹介したい。

放送関係者必見のコネクテッドTVに関する基調講演

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まずこれは必見セッションと言っていいのが、基調講演「コネクテッドTVとリニア配信サービスの最新海外事情から見えてくる“メディアの本質”」だろう。メディア界の将来の鍵となりそうなコネクテッドTVについて一からわかる内容になっている。特に前半でTBSテレビ薄井裕介氏が解説したFAST(Free Ad-supported Streaming TV)の部分は大変わかりやすい。FASTは今後成長が期待されるサービス形態なので、ぜひじっくり見てもらいたい。また後半で園田公一氏が解説する欧米の放送制度のパートは、今後の日本の放送の在り方を考える上で知っておきたい内容だ。こちらも特に見てもらうといいと思う。終盤のディスカッションの部分も含めて、一通り見ておくべきセッションと言える。

地上波テレビ、視聴率ダウンの背景とは?

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INTER BEE CONNECTEDの定番となった電通メディアイノベーションラボ・奥律哉氏を中心にしたメディア調査セッションも見ておくべきと言える。「コロナ時代の新しいメディアライフスタイルとは」と題して、ビデオリサーチ・ひと研究所とのコラボでソーシャル・シークエンス分析からコロナにより人々のメディア生活がどう変化したかを解き明かす。行動パターンを分析から類型化するのだが、「在宅勤務型」という新しいタイプがコロナにより登場している。またテレビのリアルタイム視聴時間がコロナ時代には睡眠・家のこと・仕事そして動画を中心にしたネット利用に分散し変化している。今年放送局を悩ませている全体的な視聴率ダウンの理由が垣間見えた気がする。このセッションも、ぜひ期間内にご覧いただきたい。

放送業界の課題を先取りするセッションの数々

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他にも、今後間違いなく放送業界として取り組むことになるであろうテーマを扱ったセッションが並んでいる。SDGsの新たな目標に加わった「誰一人取り残さない」という概念はメディアとしても重要になっている。「“誰も取り残さない社会” メディアに何ができるのか」と題したセッションはこのテーマに正面から取り組むものだ。世界でヒットを飛ばす韓国コンテンツにフォーカスしたのが「生き残りのヒントは『日本と韓国を繋げるIPエンタメ』にある」。韓国エンタメ業界に何を学びどう連携するかをじっくり議論する。「ローカル局の意義・役割を、放送の外側から考える」はタイトル通りローカル局の課題を、他分野の企業から提言してもらうセッションで当日も大勢の来場者が集まった。テレビ局の外に出た番組制作者たちがディスカッションした「クリエイター主役の時代が始まった」では、作り手の価値がテレビの枠をはみ出し始めたことを感じさせられた。

以上すべてのセッションが12月23日(金)までの配信。まだ間に合うのでぜひ、ご覧いただきたい。下のリンク欄からCONNECTED全体のページに入れるので、見たいセッションをクリックして見てください。

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