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2023.10.17 UP
【Inter BEE CURATION】映画『オッペンハイマー』 英国で見る「原爆の父」の物語
※INTER BEE CURATIONは様々なメディアとの提携により、Inter BEEボードメンバーが注目すべき記事をセレクトして転載するものです。本記事は、放送批評懇談会発行の月刊誌「GALAC」2023年11月号からの転載です。
そろそろ夏も終わりの気配を感じさせる8月末、ロンドンで米映画『オッペンハイマー』を見た。米国の物理学者で「原爆の父」と呼ばれるロバート・オッペンハイマー(1904―67年)の物語だ。第二次世界大戦中、ロスアラモス国立研究所長として原子爆弾製造計画(「マンハッタン計画」)を主導した人物である。映画は7月末から世界各地で上映されたが、日本では9月に入っても公開時期が未定のようだ。