【Hollywood Report】もうすぐSIGGRAPH2024 見どころを分析
鍋 潤太郎 / Inter BEEニュースセンター
○はじめに
夏と言えばSIGGRAPH。SIGGRAPHと言えば夏。多くのCG/VFX業界の皆様にとって、これについて異論はあるまい。
今年のSIGGRAPH2024は7月28日(日)〜8月1日(木)の5日間に渡って、初めてデンバーにて開催される。
しかし、なぜLAやバンクーバーでの開催ではなく、デンバーなのだろうか?
昨年のSIGGRAPH2023で、ロビーに開設してあったSIGGRAPH2024ブースに立ち寄って、係員の方にお話を伺ってみた。
筆者 「来年はデンバーですか。そもそも、デンバーってどこにあるのでしょうか?」(英語)
係員A「すみません…私も良く知りません😅」
係員B「携帯で調べてみました。ここです!LAからも、そんなに遠くありません😁」
筆者 「しかし、ま~、なぜLAかバンクーバー開催じゃなく、敢えてデンバーにしたのですか?」
係員A「私も良く知りません😅。でも、良いコンベンションセンターがあるらしいです」
筆者 「デンバーの街には、何か他に見るべき名所などはあるのでしょうか?」
係員B「私も良く知りません😅。でも、良いコンベンションセンターだそうです」
筆者 「…良いコンベンションセンターですか」
係員A「はい。良いコンベンションセンターだそうです😁」
…という謎のやりとりによって、少なくとも、デンバーには良いコンベンションセンターがある事は判った(笑)
では、良いコンベンションセンターに期待を馳せつつ、SIGGRAPH2024の見どころを予習してみる事にしよう。
渡航前&滞在中に、スケジュールを検討する際の参考用にご活用頂ければと思う。
※このコラムで紹介されている内容は2024年6月末現在の情報である。また、最新情報はSIGGRAPH2024公式サイトや、フルプログラム・ページをご参照あれ。
※以前、筆者の友人に、パスポートの期限切れに気がつかず、SIGGRAPH旅行をキャンセルされた方がおられた。パスポートの更新には1週間程掛かるので、念のため今すぐパスポートの有効期限をチェック!
○そもそも SIGGRAPHって?
学生の方や、VFX入門者の方の中には、「シーグラフ(SIGGRAPH)」をよくご存知ない方も多い事だろう。ここで、そもそもSIGGRAPHとは何か?を分かり易くご紹介させて頂く事にしよう。
SIGGRAPHは、毎年夏にアメリカで開催される、コンピュータ・グラフィックス分野の世界最大の国際コンベンションである。正確には国際学会および展示会なのだが、連日映像作品の上映やVFXメイキング講演、ユーザー・イベント、パーティ等が開催される事もあり、その楽しさや華やかさから「祭典」的な存在としても知られている。
国際学会の性質にふさわしく、大学の研究者や、ハリウッドのVFX現場で開発された最新技術の論文発表も行われ、ここで公開された論文が、最新ハリウッド映画やゲームの技術に応用される事例も少なくない。アメリカのCG・VFX界では「情報共有」の考え方が浸透しており、こう言った最新技術を惜しげもなく公開し、みんなでシェアしていこうという姿勢が見られる。その姿勢はオープンソース等に代表される業界標準規格にも通じるものがある。
SIGGRAPHの歴史は古く、第1回は1974年にコロラド州の都市ボルダーで、参加者わずか600人で開催された。参加者数及び出展者数のピークは1997年のロサンゼルス開催で、参加者48,700人に出展社539。それからは徐々に規模が小さくなり、ここ数年は参加者11,000~14,000人前後、出展社数は100前後を推移している。2019年のロサンゼルスは参加者18,700人と、ここ10年間では最大の参加者数を記録したものの、それでも最盛期と比較すると3分の1程度に留まっている。しかし、CGの最先端技術の論文発表や、VFX作品のメイキング講演、エレトリック・シアターに代表される映像作品の上映など、まだまだ魅力は満載である。
SIGGRAPHは、毎年開催地を変えて実施され、過去にはボストン、シカゴ、フロリダ、ダラス、サンアントニオ、サンディエゴ、そしてラスベガス等の全米各都市で開催された事もあった。しかし近年は規模縮小の影響もあってか、CG&VFXが盛んなロサンゼルス近郊やカナダのバンクーバー等で開催される事が多い。そんな中で、今回は初めてのデンバーでの開催となる。
SIGGRAPHでは「この場に来ないと見れない、門外不出の映像」が公開される事も少なくなく、著作権の関係でオンライン等では公開されていない極秘映像の数々を見る事が出来る。また、SIGGRAPHの場で憧れの業界著名人とお話しが出来たり、実際にVFXを制作した著名VFXスタジオのスーパーバイザー等によるメイキング講演が生で聴講出来るのは、大変貴重な経験となるだろう。
また、コロナ以降のSIGGRAPHでは、「現地視察」(In Person)と、「バーチャル参加」(Virtual)のハイブリッド開催が定着しつつあり、忙しくて現地へ行けない方にも便利である。
関連&参考用記事:
鍋 潤太郎☆ハリウッド映像トピックス SIGGRAPHトリビア(2021年8月)
○デンバー国際空港から、コンベンションセンター/ダウンタウンへの移動手段は
筆者がGoogle Mapで調べてみたところ、会場のコンベンションセンターがあるダウンタウン周辺は、デンバー国際空港から車で大体30~40分程の距離である。
移動手段は、今流行りのUberやLyftを利用するのがお手軽である。アプリをスマホに事前にインストールしておき、車を呼び、目的地へ向かう。アプリは日本語表示も可能なので英話が苦手な方にも便利である。決済はクレジットカードで行われ、チップも必須ではなく任意である。
旅慣れた方や鉄道好きの方は、空港からダウンタウンのユニオン駅(Union Station)まで鉄道(時刻表A Line / Union Station to Denver Airport Station)を使うのも楽しいだろう。所要時間は30分程だそう。そして、ユニオン駅に着いてからホテルまでUberで移動すれば、空港からUberを使うよりは、多少のお金の節約が期待できる。
○SIGGRAPH全体像を把握するのに便利な「フルプログラム」ページ
SIGGRAPH2024公式サイトには、プログラムやイベントが一望出来るフルプログラムというページが用意されている。フィルター機能が充実しており、興味のあるプログラムだけを全日程表示してくれるなど、便利で使い勝手が良い。
このページを参照すると、行動予定が立て易くなる事だろう。
○チケット&レジストレーション
SIGGRAPHでは様々なイベントや講演があるが、入場するにはチケットの購入が必要である。チケットには複数のカテゴリーがあり、チケットによっては入場出来ないプログラムもあるので、注意が必要である。
SIGGRPAH2024のチケット&レジストレーション情報はコチラから見る事が出来る。このページには、各チケットによるアクセスレベルの違いも明記されている。
チケットは、大別すると下記の4種類がある。事前に前述のフルプログラムを確認した上で、購入するチケットを決めると良いだろう。
☆フル・コンファレンス
現地視察は、全33カテゴリーへアクセス可能。
価格の詳細はコチラ
Full Conference Supporter サポーター/現地視察
会員$1,430 非会員$1,675
※「サポーター」は、現在失業中のSIGGRAPH会員や、学生会員向けのディスカウント・プログラムをサポートする目的の上乗せ料金が含まれており、現在安定収入がある方へ、サポートおよび協力を呼び掛けている。
Full Conference/現地視察
会員$1,280 非会員$1,525 学生会員$470 失業中の会員$640
※価格が4割程度の、1日券もあり。
☆エクスペリエンス
Experience /現地視察
全33カテゴリー中、22種類へアクセス可能
$325
※アクセス可能なカテゴリーは、こちらのページへ行き下へスクロールダウンすると、画面末尾にフル・コンファレンスとの違いを一望出来る。
※エレクトロニック・シアターのチケットは別途購入する必要あり
☆エキシビット・オンリー
Exhibits Only 機器展 /現地視察
$45
詳細はコチラ
※エレクトロニック・シアターのチケットは別途購入する必要あり
☆バーチャル・アクセス
Virtual Access / バーチャル参加のみ
会員$830 非会員 $990 学生会員$300 失業中の会員 $415
○今年の見どころ
さて、今年で開催51周年を迎えるSIGGRAPH2024だが、今年はどんな見どころがあるのだろうか?
ひとくちに「見どころ」と言っても、参加される方の専門分野や職種によって着目点が異なると思うが、ここではVFXアーティストの諸兄が興味を持ちそうな分野を、筆者の独断と偏見に基づき、ピックアップしてみた。
〇ゲスト・スピーカーによる基調講演 Keynote Presentations
毎年、さまざまなゲスト・スピーカーによる講演が行われるKeynote Presentations。
今年も複数の基調講演が予定されている。
詳細はコチラ
〇機器展(Exhibition)
会期中の火水木の3日間(7月30日~8月1日)に渡って開催されるのが、機器展。
ここでは、さまざまCG/VFX関連のソフト&ハードの最新動向を見る事が出来る。会期中に一回りするだけで、今年のトレンド、各分野の勢い、そして大人の事情などがひととおり把握出来る場でもある。ここ数年の機器展は縮小傾向にあり、ブースにおけるプレゼンテーションなども一時期と比較すると控え目となっている。
しかしながら、最新バージョンのデモや、ユーザー事例のプレゼンテーションなども行われ、人気アプリケーションのTシャツやバッチ、ノベルティ・グッズなどをゲットするのも楽しみの1つだ。
出展企業の一覧&フロアプランはこちら
〇エレクトロニック・シアター
シーグラフの数あるイベントの中で、とりあえず外せないのが、このエレクトロニック・シアターである。著作権の関係でネット上では公開されないようなレアな映像も多数含まれ、まさに必見である。現地鑑賞および、バーチャル鑑賞が出来る。
※フル・コンファレンスの現地視察には、エレクトロニック・シアターのチケットが価格に含まれている。また、バーチャル参加の場合は、登録時に追加料金なしでバーチャル・エレクトロニック・シアター・チケット1枚が含まれる。それ以外のカテゴリーの場合、エレクトロニック・シアターのチケットは別途購入する必要があるのでご注意。購入方法についてはコチラのページをスクロールダウンし、後半部分の左側下の方にある「Electronic Theater Tickets」をご参照あれ。
備考:SIGGRAPHのコンファレンス自体にレジストレーションをしていなくても、エレクトロニック・シアターだけを現地鑑賞、もしくは世界中どこからでもバーチャルで鑑賞出来るチケットを、単体で購入することが出来る。現地鑑賞は$45、バーチャル鑑賞チケットは$30。コチラのページをスクロールダウンし、下の方にある「Electronic Theater」 で[Get Tickets]ボタンを押し、同意項目をクリックして進んでいくと、[Virtual Electronic Theater Ticket Only]でバーチャル鑑賞のチケットが購入可能。
参考記事:
鍋 潤太郎☆ハリウッド映像トピックス 『SIGGRAPH 2023 Electronic Theaterの入選22作品を一挙紹介』
〇Immersive Pavilion
これは2016年より始まった『VRビレッジ』を、更に発展させた『没入型パビリオン(Immersive Pavilion)』として2018年に生まれ変わったもの。バーチャルリアリティ(VR)、拡張現実感(AR)と複合現実感(MR)の最先端情報を垣間見る事ができるショーケースとして開催される。Immersive Pavilionの詳細はコチラ
※エクスペリエンス、フル・コンファレンスのチケットが対象
〇VR Theater
VR Theaterはフル・コンファレンスのチケットが対象だが、鑑賞には別売りチケットが必要で、レジストレーション時に追加オプションとして選んで購入する。
世界中から寄せられた応募作品の中から厳選されたVR作品を鑑賞できる。ドキュメンタリーからファンタジーまで、様々なジャンルの作品が含まれているという。VR Theaterの詳細はコチラ
〇プロダクション・セッション
ここでは、最先端技術をハリウッド映画や長編アニメーション、動画配信作品などのVFXプロダクションに応用したプレゼンテーションが行われ、毎年かなり見応えのあるVFXメイキング講演が聴講出来、まさにVFX屋必見である。大人数を収容可能な大きなホールで開催され、開演前には入場を待つ長い列が出来る事も。
過去数年のプロダクション・セッションでは、AIをVFXのプロダクションに応用した事例なども紹介されており、今年もAIやバーチャル・プロダクション、ボリューメトリック・キャプチャーの使用事例などが紹介される事だろう。
※フル・コンファレンスのチケットが対象。また、バーチャル・アクセスにも対応している。
詳細は コチラ
〇トークス
各分野の舞台裏やアイデアを披露する「トークス」も、VFX関連の面白いプレゼンテーションが聴講出来る。内容はプロダクション・セッションに近いが、会場は大ホールではなく客席100人くらいの規模で行われ、VFXメイキングや最新テクノロジー、XR、AIの応用など、掘り下げた内容で盛りだくさんである。
※フル・コンファレンスのチケットが対象。また、バーチャル・アクセスにも対応している。
詳細はコチラ
〇論文発表 (Technical Papers)
国際CG学会としてのSIGGRAPHで、毎年さまざまな研究開発の成果が論文として発表されるのが、このTechnical Papersである。
プロダクション・セッションにおけるVFXメイキング講演の中でも、「何年のSIGGRAPHで発表された論文のテクノロジーに基づき開発」という記述が見られるなど、Technical Papersの発表はハリウッド映画のVFXやアニメーションのクオリティ向上、そしてデジタル・テクノロジーの技術革新などに大きく寄与している。
特に、研究者の方、そして開発に携わっておられるエンジニアの方は、要チェックであろう。
詳細はコチラ
◯ジョブ・フェアー
JOB FAIRは、全カテゴリーの現地視察チケットが対象である。
SIGGRAPHでの就活やジョブ・リサーチを予定しておられる方は、是非こちらへ。リクルーターとコネクションを作れるチャンスの場でもある。ここでは、求人中の各社とコネクションを築く事が可能となっている。
今年は、7月30日(火)と31日(水)の開催が予定されている。
詳細はコチラ
また、事前に書籍「ハリウッドVFX業界就職の手引き」を読んで海外就活の予習をされておく事を、お忘れずに!
〇SIGGRAPH参加で上司を説得する際のサンプル・レター
SIGGRPAHへ行きたいのはやまやまだが、上司を説得して、会社からお金を出してもらうのが大変なのは、万国共通のようだ。
そんなアナタの悩みにお答えすべく、SIGGRAPHは、上司を説得する文面のサンプル・レターを用意している(笑)
その名も、「Ask Your Boss」。リンクはコチラ
このテンプレートを、必要な箇所だけ書き換えて上司に提出すれば良いという、優れものである。
しかも、現地参加、バーチャル参加の両方のサンプル文面が用意されており、気が利いている。
これを自動翻訳で日本語レターに変換すれば、日本でも活用可能であろう。
Good Luck!
○SIGGRAPH会場周辺情報
会場周辺情報は、下記公式ページにて日本語で紹介されているので、大変分かり易い。
また、前述の空港からの鉄道による移動などの情報も網羅されているので、便利だ。
参考リンク:デンバーへようこそ 公式日本語ページ
〇同時開催イベント
SIGGRAPH の開催期間中、他の提携組織との協力により、同時開催イベントが行われる。
同時開催イベントの登録料は別となっており、それぞれのサイトから申し込む形となる。
◇DigiPro2024
7月27日(土)開催
DigiProは「デジタルプロダクション・シンポジウム」の略で、VFX、アニメーション、インタラクティブ分野の 世界トップクラスのアーティストやスタジオが集結し、アーティスト、科学者、エンジニア、プロデューサーが映像制作に革新をもたらすアイデアやテクニックを共有する。
会場:Denver Center for the Performing Arts (コンベンションセンターから徒歩17分)
詳細はコチラ
◇High Performance Graphics 2024 Conference
8月1日(木)3:45pm ~ 5:15pm 開催
会場:コンベンションセンター Mile High Ballroom 1A
リアルタイム・レンダリング、VR/AR、ゲーム、R&D等のパフォーマンス指向のグラフィックスおよびイメージング・システム研究に特化した、開発者向けのパネル。
詳細はコチラ
〇おまけ:せっかくなので、ぜひ寄ってみたいロサンゼルス
せっかくアメリカ合衆国を訪問されるのであれば、SIGGRAPH後に少し足を延ばしてロサンゼルスに立ち寄ってみるのも楽しい。
ここでは、ロサンゼルス訪問時のおススメ情報をご紹介してみよう。
〇アカデミー映画博物館
LAを訪問された際に、是非訪れて欲しい場所がある。
特に映画好きの方には、2021年9月にオープンした、アカデミー賞の映画博物館がおススメである。
場所的にはハリウッド南方のエリアにあるので、Uber等を利用して移動するのが良いだろう。
関連記事:
「映画『スター・ウォーズ』の公開記念日に アカデミー映画博物館にてダイクストラ・フレックスの実演イベントが開催される」
鍋 潤太郎☆ハリウッド映像トピックス アカデミー映画博物館視察レポート
〇LAでおススメの映画館2つ
LAのおススメの映画館2つをご紹介。Uber等を利用して、ぜひ訪問してみたい場所である。ポップコーンを片手に、本場ロサンゼルスで映画鑑賞を楽しんでみては如何だろうか。
ハリウッドにあるチャイニーズ・シアター。独特の外観が有名で、観光地としても知られているが、この中で映画が観れるという事を、知らない人は意外と多い。巨大なメイン・シアターはIMAX。「チャイニーズ・シアターで映画を観てきた」というのは、ちょっと自慢が出来るだろう。隣には、アカデミー賞でおなじみドルビー・シアターがある。
センチュリーシティは、ダウンタウンとサンタモニカの中間点にあり、ビバリーヒルズも近い。ここのショッピング・モールの中にあるAMCシアターは、シアターのデザインも洗練されており、IMAXシアターを含む15スクリーンのシネコンである。映画の前のCMや、予告編などもアメリカの映画館ならではの雰囲気を楽しめる。ここで映画を観た後、ショッピングやお食事なども。広大なショッピング・モール内には、小籠包で有名な鼎泰豊や、行列の出来る大人気ラーメン店のラーメン凪などがある。どちらも美味である。また、さまざまなブランド品のお店も充実。
〇LAは和食も充実
ロサンゼルスには和食や日系居酒屋も充実している。もしダウンタウンLAのホテルにご宿泊される場合は、地下鉄やUberでリトルトーキョーへ行ってみると、食べるには困らないのでおススメである。
それ以外の場所で、鍋潤太郎がオススメする居酒屋情報は、こちらをご参考あれ。
関連記事:
「LA居酒屋便利帳」
生ビールで乾杯。これ以上に、海外視察の醍醐味は無いと断言出来るだろう。(なんだそれ)
〇おわりに
以上がSIGGRAPH2024、会場周辺、そしてLA立ち寄り時の見どころ情報である。
視察の準備や、現地でのガイドとしてお役に立てれば幸いである。