新型コロナウイルス感染症の完全な収束が見通せず、多くの方々が「ウィズコロナ」の生活様式を余儀なくされる状況を踏まえて、第57回の民放技術報告会はオンラインで開催することといたしました。
検討を始めた当初は開催自体を危ぶんでおりましたが、音と映像と通信の国際展示会であるInter BEE 2020が、当初の日程どおりオンラインで挙行されることとなり、そのご協力を得て開催にこぎつけることができました。歴史ある民放技術報告会を無事に開催できることは、民放連の技術委員長としてこの上ない喜びです。
Inter BEE 2020のオンライン開催の実現に奔走された電子情報技術産業協会(JEITA)および日本エレクトロニクスショー協会(JESA)の皆さま、放送機器の最新情報を出展されるメーカの皆さま、そして民放技術報告会の関係者のご尽力に、心より感謝を申しあげる次第です。
今回の民放技術報告会の事績は18社63件となり、このうち44件については、プレゼンテーション動画を事前収録し、Inter BEEの公式ウェブサイト上でタイムテーブルに沿って順次配信します。動画配信できないものを含め、すべての事績を収録した予稿集も作成しました。
19日午後には恒例の「特別企画」を開催し、「放送技術者は同時配信で何をすべきか ~在京5社総務省実証実験を紹介!~」と題した講演およびパネルディスカッションを配信いたします。配信映像の多くは11月末までアーカイブ視聴も可能ですので、オンライン開催のメリットとして、ぜひご活用ください。
初めてのオンライン開催が実り多きものとなり、Inter BEEおよび民放技術報告会のさらなる発展につながることを祈念するとともに、皆さまのご参加を心よりお待ち申しあげております。