Inter BEE 2021

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Special 2024.05.23 UP

映画撮影技術と機材に特化した総合エリア INTER BEE CINEMAが誕生!

石川幸宏 Inter BEE 編集部

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2024年、Inter BEE は開催60回のアニバーサリーイヤーを迎える。これを記念して、映像エンターテインメント産業全体の更なる進化と、その活性化に貢献する展示として、映画・ドラマ・CM撮影等のプロダクション部分(ロケ撮影・制作)の機材・技術に特化した、特別企画エリア「INTER BEE CINEMA(インタービーシネマ)」が設置される。

これは、映画やドラマの撮影・照明・美術・録音など、その制作現場に関わる各分野のプロフェッショナルな来場者への技術・製品アプローチと交流の場を創出すると共に、個人の映像クリエイターや、映像・映画の制作技術を学ぶ学生など次世代の映像コンテンツクリエイターを触発し、これからの日本の映画産業の発展を支える次世代のための育成と情報交換に貢献する場として、今年初めて設置される新たなエリアだ。

出展対象は、映画撮影機材や関連技術に特化した内容で、撮影現場の中心となるシネマカメラ、シネマレンズ、そして照明機材等を中心に、その周辺機器やソフトウエアなど映画ドラマ撮影に関連する機材・技術になる模様。
さらに想定される来場者も、映画制作関連のスタッフや映画監督、プロデューサーをはじめとする映画関係者を中心に、撮影監督、カメラマン、照明技師、録音技師、美術監督等の映画制作に関わる、個人/法人のスタッフ/ユーザーおよび、業界に興味を持つ専門学校生や大学生の来場誘致を目的とする。

⬛︎本格的な映画撮影スタジオセットを設置

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主な展示内容としては、映画制作に関わる最新技術動向の発信拠点として、このエリアの中心には、実際の映画撮影現場を再現した本格的な『スタジオセット』を設置。シネマカメラやレンズを並べて、実際の撮影体験ができるスペースを展開します。また、実際にDP(撮影監督)をはじめ、プロの撮影現場スタッフを配して、映画撮影本番さながらのデモンストレーションを毎日実施予定。

またトークショーや企画セッションを展開するオープンステージでは、実際の映画作品やドラマ作品を題材に、最前線で活躍する撮影・照明などのプロスタッフによるトークセッションや、幅広いクリエイターや映画関係者による、最新の業界関連動向についてなど、エデュケーショナルな内容から次世代を触発するスペシャルなセッションなどを展開する。
その他、各メーカーによる映画撮影用の最新製品や技術を展示するプロダクション展示エリア、世界のシネマレンズを一堂に集めたレンズバーエリアを設置予定。

⬛︎テーマは、「Japanese Production System」

今回のテーマとして日本映画界がこれまで構築して来た、独自ともいえる『Japanese Production System』をポジティブに体現できる場を提供する。 日本の映画制作の最新技術の紹介とともに、その伝統的な映画制作技術を発信しつつ、エンターテインメント産業分野の強化の一環として、現役の映画業界のプロフェッショナル達にアプローチしつつ、次世代をも触発するシネマコミュニティーを創出する。
従来のInter BEEのメインターゲットである放送分野でも、シネマ的な作風のドラマ制作が求められる近年において、広く映画・ドラマ、CM、MVなどの分野へも、機材メーカーとエキスパートユーザーとの交流やビジネス機会の創出、次代を担う人材に向けた発信等、映画産業の発展・活性化に貢献する。
また海外からの新規出展社や来場者の誘致も強化し、海外メーカーも参加しやすい形態を提供。さらにこれまで放送業界中心であったInter BEEの存在を、より広く映画制作分野にも知っていただき体感してもらう機会を拡げていく。

⬛︎次世代映像クリエイターのHUBとなる展示エリアを目指して

エリアの中心となるスタジオセットの設置に関しては、JSC(日本映画撮影監督協会)、JSL(日本映画・テレビ照明協会)ほかの各関係業界団体の協力、後援を得て、本格的な映画セットを設計・施工することで、本格的な映画撮影の現場を再現。この狙いは、若手映像クリエイターや小規模のプロダクションが増加する中でも、映画テレビ規模の大きな現場を体現することが難しい現状や、どの分野においても慢性的な若手の助手不足が起きている現状から、業界全体への次世代の進出を促すことも目的とする。
また従来からのフィルムメーカーや映画産業関係者と、放送局関係、またWebネット系の映像制作分野などをつなげるHUB(ハブ)として重要な役割となるような、コミュニティーエリアとしての構築を目指す。
映画やドラマ制作に携わる人々がこの「INTER BEE CIANEMA」エリアに一堂に会し、アイデアの交換や新製品機材等とのタッチポイントとして、また業界人の交流の場として、映画制作分野の進歩とコミュニティの発展、そして日本の映画産業の発展に寄与することを目的として開催する。

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