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映像制作/放送関連機材 2019.01.29 UP

【NEWS】BYUtv、DaVinci Resolve Studioで毎月100本の番組、500本のプロモーションをグレーディング

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ブリガム・ヤング大学が運営する放送局、BYUtv

 ブラックマジックデザインは1月25日、米国ユタ州にあるブリガム・ヤング大学が運営する放送局、BYUtvが制作する番組などの映像コンテンツのカラーコレクション、カラーグレーディングに同社の「DaVinci Resolve Studio」、「DaVinci Resolve Advanced Panel」、「DaVinci Resolve Mini Panel」を使用していると発表した。同放送局では、毎月平均150本に及ぶ番組やプロモーションを制作しており、それらのカラーコレクションおよびグレーディングに使用しているという。

世界最大の大学放送局

 2001年に創設し現在はディッシュ・ネットワーク、ディレクTV、アメリカ国内152のケーブルシステムを通じて、5400万世帯に配信されているほか、ライブHDテレビやオンデマンド番組を独自のデジタルプラットフォームで配信しており、アプリを通じた提供もしており、世界最大の大学放送局の一つといわれる。
 提供する番組には、YouTubeでの再生回数17億回を誇る世界大ヒット作のスケッチコメディ「Studio C」や、人気のリアリティ番組「Relative Race」、毎年150以上のライブスポーツイベント、毎日放送されているスポーツ番組「BYU Sports Nation」など多数の人気番組がある。

4Kグレーディングルームに導入

 BYUtvの3室の4Kグレーディングルームには「DaVinci Resolve Studio」が導入されている。ポストプロダクション部門は、16名のフルタイムスタッフと80名の学生スタッフがおり、カラーグレーディングや各番組用のLUTの作成、プロキシの作成、膨大な数と種類のカメラとソースのカメラマッチとルックの統一を実施している。3室には、DaVinci Resolveー数十式と、グレーディング用 DaVinci Resolve Advanced Panel1台、コンフォーミング用 DaVinci Resolve Studio1台が導入されている。また、遠隔で行われる制作のインジェスト用のDITキットにDaVinci Resolveが使用されることもあるという。

様々な要素でResolveを使用

 BYUtvのポストプロダクションおよびグラフィックマネージャーのトッド・ボーウェン(Todd Bowen)氏は「多額の予算を投じたテレビ番組と同じくらい良いルックであることが求められており、それを達成する上でResolveが核となる役割を果たしている」と語る。
「Resolveは、ワークフローの様々な要素で使用されている。新しいファンタジー番組『Dwight in Shining Armor』の予告編のグレーディングに1台のワークステーションが使用されている一方で、他のワークステーションで『Relative Race』などのリアリティ番組のプロモーションをグレーディングするなどといったことが行われている。各番組は明確に異なるルックとタイプのフッテージを使用する。Resolveは、それをすべて問題なく扱え、プロキシの作成においてメタデータを維持できるので、管理が非常に簡単に行える」(ボーウェン氏)。

異なるルックを統合管理

 数千万人の視聴者を抱えるスケッチコメディの『Studio C』では、1つの番組内でスケッチごとに全く異なるルックを適用。ハリー・ポッターのスケッチでは、レイダース・失われたアークのスケッチとは完全に違うルックを用いている。こうした作業において、Resolveを用いて様々なLUTの作成および管理ができるため、あらゆるタイプのスケッチに対して準備万端の状態でいられるという。
 「プロジェクト間を移動して作業を行うことが多いので、これには非常に助けられている」(ボーウェン氏)。

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