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映像制作/放送関連機材 2021.08.26 UP

【NEWS】フィルムライト 映像作品のカラリストを表彰する「FilmLight Colour Awards」応募作品を募集 Baselight以外のツール使用も対象に

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フィルムライトは8月19日、FilmLight Ltd.が主催するFilmLight Colour Awards 2021について概要を発表した。2020年1月1日から同年6月1日までに公開された作品が対象となる。Awardsの創設は今回が初。カラリストが作品に対する関わりが深いわりに、これまで、あまり注目されていないため、カラリストへの認識を高めようというねらいで創設した。同社のツール「Baselight」以外のツールを使用した作品も対象となる。

■4つのカテゴリー

募集するカテゴリーは「劇場長編」、「テレビシリーズ・エピソードもの」、「CM・音楽ビデオ」「Baselightの革新的な使用」の4つ。「Baselightの革新的な使用」以外のカテゴリーでは、Baselight以外のグレーディングを使用した作品も応募可能。作品の提出締切は9月15日。1つの映像作品で、上記から1つのカテゴリーのみに応募できる。
作品はカラーグレーディングを担当したカラリストによって提出する必要がある。

劇場長編は、ひとつのオリジナルプログラムで単独パートとして上映または放送されたもので50分以上の長編。テレビシリーズ・エピソードものは、ライブ、ドキュメンタリー、ノンフィクション、アニメーション(複数エピソード)などのテレビ番組。1シーズンのシリーズで2話以上のグレーディング。コマーシャル・音楽ビデオは、10分以下の作品。映画トレーラーは含まない。

Baselightの革新的な使用は、Baselightユーザーが対象。Baselightのプロジェクトでワークフロー、相互運用にブレークスルーを実現し、クリエイティブで型破りな使い方をしたもの。

■応募作品のフォーマット

応募作品は抜粋で5〜15分にしたもの(CM・音楽ビデオは1〜10分)。1分以上のシーンまたはシーンの一部が含まれている必要がある。シーン内のショットのつながりを改変しないこと。

応募作品のビデオフォーマットは以下のとおり。
【推奨仕様】
コンテナ:QuickTime.mov、コーデック:ProRes422HQ、カラースペース:2.4
Gamma/Rec.709、 像度:1920x1080、フレームレート:オリジナルのまま た
だし整数値 、オーディオ:ステレオ
【最低仕様】
コンテナ:MP4、コーデック:H.264/H.265、オーディオ:ステレオ
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■プロットを強調しストーリーテリングに貢献するカラーグレーディング

FilmLightがColour Awardsを創設するのは、今回が初めて。FilmLightのCEOであるウルフギャング・レンプ(Wolfgang Lempp)氏は、創設の狙いについて、同社のサイトで、次のように書いている(以下、抜粋)。
「カラリストのパワフルでクリエイティブな役割があまり認識されていません。カラリスト、撮影監督、監督が協力して作り上げた作品のルックは、すべてのショットの雰囲気をさりげなく演出します。うまくいけば、カラーグレーディングはプロットを強調し、ストーリーテリングに積極的に貢献します。これはColour Awardで評価されるべき重要な要素です。FilmLight Colour Awardsは、どこでどんな技術が使われたかにかかわらず、最高の作品を評価し、称えるものです。あなたのグレーディングパネルの下にあるものが何であれ、作品が良ければ、私たちはそれを見たいのです」。

「カラリストは、最初から最後まで作業に関わることができる数少ない存在なのです。
私たちは、FilmLight Colour Awardsが毎年期待されるイベントになることを目指しており、プログラムとその範囲が有機的に成長することを予測しています」

2021年11月に各カテゴリーの最優秀賞が発表される。
作品提出URL:https://filmlight.awardcore.com

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